2012年8月16日木曜日

2012年8月8日~14日 日記

2012年8月8日(水)

・「私はあなたの考えに完全に同意する」というのは、「私はあなたの考えを完全に理解している」を前提とするはず。なのに、後者の方が難しそうに聞こえる。

2012年8月9日(木)

・8時間くらい寝たのに疲れがとれていない。明らかに、体力は働き手としての自分の強みではない。

・自分が何かもしくは誰かに対して怒りを感じているとき、「それは自分にも当てはまるんじゃないか?」「他人のせいにすることで自分の落ち度を隠していないか?」と問いかけるもう一人の自分が、たまにいる。そこは、働き始めてから人間として成熟した部分の一つだ。

・怒りは何かをよくするための行動の原動力になることもあるから、使いようによっては必ずしも悪いことばかりではない。ただ、疲れるし背中がこる。そういえば、以前『怒らないこと』という本を途中まで読んだが、まったく内容を覚えていないな。

・社内電子メールで、常に文字を大きくしてフォントや色も変えて送っている人を何人か見てきた。文字が少し大きいくらいならまだしも、メールを視覚的に目立たせようとするのは相手を威圧するだけで、いい印象を与えることはない。そういうメールを送る人は高確率で人格的にいや、なんでもないです。

・「効く」と「利く」の使い分けで迷うことがある。「効果がある」「利用できる」に置き換えて考えればよいのだろうか。

・仕事ができて頼れる人が退職することを知り、どっと疲労感。

・「自発」「自主」といった言葉は、権力と強制力を伴って上から下に発せられたときに嫌な響きを持つ。「自主的にやれ」って、「俺の気に入るようにやれ。俺が何をすれば喜ぶのか察しろ」というくらいの意味ではないでしょうか。

・「自発的にやれ」「自主的にやれ」という要求への最も痛烈な回答の一つになり得るのが、会社を辞めることである。人生における「自発性」と「自主性」を持っていないとできないことだ。もちろん、辞めるという決断が吉と出るか凶と出るかは、別問題。

・串揚げ屋さんで食べたナポリタンが、うまかった。(マ:マスター)
マ「いいナポリタンの見分け方、分かる? それはね、ケチャップが飛び跳ねないことなんだよ」
マ「ナポリタンを作る上で一番大事なのは、スパゲッティを茹で上げてから一時間以上は麺を寝かせておくこと。そうやって麺を冷まさないとケチャップが麺に馴染まないんだ。店によっては二時間くらい寝かせる」
私「これ、味付けはケチャップだけですか?」
マ「そう。あとバター」
私「何で普段は焼きそばなのに今日はナポリタンなんですか?」
マ「今、自分の中でナポリタンが密かなブームなんだよね。あと焼きそばより簡単だし」

2012年8月10日(金)

・「サッカーでは一点差より二点差の方が追い付きやすい」と人は言う。これは本当なのだろうか? もし正しいとすると、一点差で負けているチームは、もう一点取られた方が引き分け以上に持ち込める可能性が高まるということだよね。実際に、サッカーの歴史上、一点差の同点・逆転よりも二点差からの同点・逆転の方が多いんだろうか?

・「自発的にやれ」という命令(自発の強制という矛盾)よりも、「任せるから、好きにやっていいよ」の方が、私は好きだ。

2012年8月11日(土)

・サッカー日本代表の試合を観ても、昔のようには熱くなれない。興味が失せたわけではない。昔は、自分も一緒に戦っている気分だった。今でもそういう気持ちがないわけじゃない。でも基本的には娯楽として楽しんでいる。

・小田原。月曜まで友人宅に居候。「氷花餃子」という中華料理屋が、良店。麻婆豆腐。満足。食いすぎた。通える場所にないのが惜しまれる。

・大涌谷から駒ヶ岳山頂までハイキング。軽い気持ちで行ったが、ガチなコースだった。序盤は心なしか呼吸が苦しかった。たぶん火山ガスのせいだ。霧で先が見えなかった。山頂にたどりついても景色が一切見えなかった。

・インド料理屋「サクティ」で夕飯。リアル度はそんなに高くない(つまり日本人向けに味を調整している)けど、これはこれであり。あと何と言っても安い! 食べ物に加えて私がビールとラッシー、友人がラッシーを飲んで二人で2480円だった。

2012年8月12日(日)

・「湯坂路入口」のバス停から箱根湯本までの「鎌倉古道」と呼ばれる道を、歩いた。約8kmと長さは大したことがないが、ほぼずっと下りっ放しなのと、常に虫(蚊?)がまとわりついてくるので楽ではなかった。虫除けスプレーをこれでもかと露出部分にかけたのに刺されまくった。

・ハイキング帰りに、ある旅館に併設してある温泉に行ったが、完全に期待外れだった。日帰り入浴で、しかも2000円払ってこれでは到底満足できない。やたらとスタッフが多くて、対応は懇切丁寧だった。普段入っている小川町「花和楽の湯」の質の高さを改めて実感した。

・「友栄」で上うな重。滅多に食べる機会がない食べ物だが、たまに食うと贅沢な気分を味わえる。

2012年8月13日(月)

・昨日から合流した吉田のいびきがうるさすぎて、睡眠を妨害された。3時半くらいに起こされた。今後は真剣に対策を練らないといけない。あれって本人の睡眠には何の支障もないのだろうか?

・鎌倉でハイキングをしようかと思ったが、日差しが強すぎて、断念。「大仏前」行きのバスに乗って、大仏を見て、バスに乗る前にインド料理屋で昼食をとったが、あんまりおいしくなかった。中の下。もしくは下の上。

・インド料理屋に関する豆知識、その一。店員がインド人ぽいからといってインド人だとは限らない。ネパール人かもしれない。その二。インド人がやっているからといってうまいとは限らない。

・中学生の頃、鎌倉の英語教室に通っていた。だが大仏は今日初めて見た。
友人「お前、大仏を見たこともなかったのかよ」
私「ないよ」
友人「普通、日本人だったら大仏くらい見てるだろ」
私「何でだよ」
友人「それは俺の実家が奈良だからだ」
意味が分からない。

・驚いたことに、昨日のハイキング中に一番虫に刺されたのは靴下で覆われていた部分だった。そこだけで両足の4-5箇所は刺された。

・親によると、私は赤ん坊の頃に一度鎌倉の大仏を訪れたことがあるらしい。だが、記憶がないので私はあくまで今日を初めてと数える。

・東戸塚の「フィオーレ」という店で、両親と夕食。初めて入った店だったが、結構よかった。ここのピザは、ピッツァではなくタバスコが似合う「ピザ」。

2012年8月14日(火)

・平日かつ午前中の新宿は、びっくりするほど人が少ない。伊勢丹メンズ館も明らかに店員が余っていて、本当に暇そうだ。

・新宿「ほぐし職人」。今まで最長でも80分までしかやってもらったことがなかったが、奮発して90分やってもらった。夏休みなので贅沢したかったのと、箱根ハイキングでだいぶ足腰が疲れているので。

・渋谷ヨウジに寄った。二回目の商品が入荷していた。エンジ色っぽいパンツがすごくよかったので買った。その分、予約していた9月入荷のパンツをキャンセルした。

・「ハングリー・タイガー」で両親と晩ご飯。子供の頃から、誕生日なんかに頼んで連れて行ってもらっていた、思い出のレストラン。また5年後、10年後に来ても続いていてほしい。待合室に置いてあった『小さくして強くなった』という本を入店までの待ち時間に読んだ。2割くらいしか読めなかったが、経営者や関係者の理念とか事業への思いというのがよく伝わってくる本だった。