2013年1月14日月曜日

サンドネの悲劇

三連休最終日。三度寝。10時頃だった。たまにはいい。何せ、昨日はやたらと疲れた。池袋でハロコンのライブ・ビューイングを2公演観た。目に負担が重かったらしく、2公演目の後は目の周りがピクピクしていた。それにしても楽しかった。福田花音の「道重さんの脚を紙粘土で型取りして枕にしたい」という発言が一番印象に残った。

昨日アンデルセンで買ったハムとレタスが挟まれたバゲットにブラック・ペッパーを振りかけて頬張り、東武で買ったチョコレート・ケーキを食べた。水を飲んだ。口内炎が痛い。

雪が降っているらしい。Twitterで知った。カーテンを開けると雨だったがそのうち雪になった。一日中、家で休むことにした。

ハロコンで買ったDVDマガジンVOL.34を流しながら布団の上でゴロゴロした。仕事に関係する本でも読むべきなのだが、そんな意欲は沸いて来なかった。

新しく買ったパソコンを開梱してセットアップした。昨年6月にハワイでもらったマカダミア・ナッツをつまみにオーガニック・ビールを飲んだ。

昨日読み終えた『勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」』は良書だった。成功自慢やポジティブ思考の本ではないし、技術の本でもない。人生や仕事の「戦略」を論じている本だ。「勝ち続ける」というのはまさしく「戦略」のことだ。

梅原氏が繰り返し説いていたのが、大切なのは成功(目標)ではなく、成長(目的)だということ。

どうも最近、「サラリーマン」とか「キャリア」というゲームに染まりすぎて日々の成長という青臭い理想を忘れかけていた。胸のつかえが取れたような気がした。もちろん「成長」はやりがい搾取を正当化する方便になり得る。だから雇用者側が言う場合は警戒した方がいい。

最近、一種の諦念とともに分かったことがある。それは、自分が携わる事業や業界に愛を持てないのであれば、そこに長く居続けるべきではないということだ。

なぜなら、自分なりの思いを持てる事業や業界でなければ、どこかで自分の成長が止まるからだ。一定以上の年齢や地位になってから、エンジンがかからなくなって、踏ん張れなくなるからだ。

「上がビジョンを示してくれないから、何をしていいか分からない」と嘆く人は、おそらくその職種や事業に向いていない。早く職種を変えるか、会社を去った方がいい。その方が会社にとっても本人にとっても望ましい。

儲かりやすい業種。規制産業だから安定している。給料がいい。そういった理由だけで業界や会社を選んでいると、長い目で見て損をするのは自分だ。自分の人生の貴重な時間を何に使うかという視点を軽視してマシな労働条件ばかりを追い求める人は、自らを奴隷に貶めている。年収が300万だろうと1000万だろうと奴隷に変わりはない。もちろん、それが分かったところで脱却するのは容易ではない。

料理がしたくなった。昨日買った割引品のMILLETのフリース・ジャケットの上に、THE NORTH FACEのシェルを着てスーパーに出かけた。特売日らしくやたらと色んな肉が安かった。3554円分の食材を買った。

ボロネーゼ・ソースをまとめて作った。半年ぶりくらいかもしれない。スパゲッティで食った。セロリと玉ねぎとにんじんとにんにくをみじん切りにするために、何ヶ月も前に買ったT-falのフード・プロセッサーを初めて使った。手作業で到達するのは気が遠くなりそうなほどの細かいみじん切りがいとも簡単に出来上がってしまい、感激した。こりゃすげえや。

手羽元で唐辛子鶏を作った。一つ食べてみたが、味がまだ十分に染み込んでいなかった。明日になったらおいしくなっているだろう。ボロネーゼ・ソースも、一晩冷まして、冷蔵庫に2、3日入れておくと旨みが増す。

料理を作ると、だいぶ気晴らしになった。

DVD『キャッツ・アイ Aパターン』を鑑賞した。映画『レ・ミゼラブル』を観てしまった後では歌って演じる箇所はチープに思えた。今後いかなるミュージカルを観ても頭の中で『レ・ミゼラブル』と比較して同様の感想を抱かざるを得ないのだろう。それほどまでにあの映画は圧倒的だった。それはともかく『キャッツ・アイ』は楽しめた。矢島舞美が主役に相応しい演技をしていた。劇中に適度に挟まれる笑いも心地よかった。

アイドルというのは打ち上げ花火のような仕事だ。でも、アイドルとして散った後でも才能を開花させられる次の居場所を見つけて、末永く活躍して欲しい。演劇に出演するベリキューのメンバーたちを見てそう思った。

ハロプロのメンバーたちがよく口にする「有名になりたい」「大きな会場でやりたい」といった目標は、アイドルという仕事をする上では必要なのだろうと思う。でも、それだけではないはずだ。たとえば℃-uteが武道館でコンサートを出来なかったとしたら、彼女たちの活動に意味はなかったのだろうか? そんなことはまったくない。

3月に℃-ute出演の演劇を観に行くのが楽しみだ。