2012年10月6日土曜日

2012年9月26日~10月2日 日記

2012年9月26日(水)

Twitterで面白い記事が流れてきた。出社前、あまり甘くない桃にかじりつきながら家で読んだ。
会社に向かっている最中、頭から離れなかった。"As a Man Thinketh"を読んだ後にこの記事を読むと、色々考えてしまう。

異色座談会 年収3億円×年収300万円 開成→東大 同じ学歴でもこんなに違う生活と考え方

考えの違いが境遇の差を生むのか、もしくは境遇の差が考えの違いを生むのか。両方か。"As a Man Thinketh"によると前者。でも、人の考えはその人自身の過去や現在を正当化する方向に発展するのもたしかだ。

"As a Man Thinketh"は、記述に具体例や根拠が欠けているのが不満だった。でも、よく考えたら自己啓発本というのはそういうものだ。自己啓発は、信じるか信じないか(もしくは信じられるか信じられないか)の世界だ。信じる人からすれば救いであり、信じられない人からすればいかがわしいトンデモ理論ということになる。今の自分の自己啓発本に対する立ち位置というのはそのどちらでもなくて、一歩引いて見ている感じ。



・私はお昼に3000円の生姜焼きを食べたことがある。収入は庶民もいいところなのに出費には庶民感覚が欠けているためお金を貯めることができない。

2012年9月27日(木)

・神経を使って集中した。

2012年9月28日(金)

・仕事の山場を乗り越えた。だいぶ気が楽になった。

・奥山真司氏の『世界を変えたいなら一度"武器"を捨ててしまおう』を読んで講演を聞いてからというもの、少しずつ「戦略の階層」というフィルターを通して世の中が見えるようになってきた。会社でも、この人は組織上の階層は上の方なのに「技術」階層の話ばかりしてるなあ、等と気になるようになった。

・『すごプレ』という凄まじいPowerPoint本をぱらぱら見て、ネットで落とせるサンプル資料を鑑賞した。笑っちゃうくらい高度で面白い技法が満載なんだけど、これは外のお客さんにプレゼンする人向けだな。社内の内輪プレゼンでここまで手の込んだPowerPoint資料を用意したら顰蹙を買って自分の評価を落とすだろう。



・奥山真司氏のCD「1時間で分かるミアシャイマーの理論」を聴いた。国際関係を「ドラえもん」にたとえ、ドラえもんのことを核兵器と言っているのには笑った。ミアシャイマーの"The Tragedy of Great Power Politics"は数年前に一度読み始めたが1-2割で挫折した。素手でいきなり挑むには手強すぎた。再挑戦したい。ミアシャイマーといえば"The Israel Lobby and U.S. Foreign Policy"は7-8割くらい読んだと思うけど、なぜか最後まで読まなかったな。こちらもそのうち再読するか。







2012年9月29日(土)

・ハイキングの終盤、道路脇を歩いていたらどうやら車の中から運転手が私に何か言ってきたらしい。音楽を聴いていて気付かなかった。するとまた追いついてきた。イヤフォンを外して振り向くと図々しくも「何でさっき声をかけたのに返事しなかったんだ」と聞いてきた。中年のおやじ。「音楽を聴いてきたので」と答えた。

・その男は「そうか」と言い、今歩いている道がハイキング・コースから外れていることを指摘した。このまま道路沿いを歩いていてもつまらないからと、親切にもコースへの戻り方を教えてくれた。ここは毎週歩いてるから知ってるわボケ、とは言わず丁重にお礼を述べた。車が視界から消えてからそのままの道を歩いた。

・その男の親切新には感謝すりが、いきなり車の中から歩行者に声をかけて、普通に反応してもらえるのを当然とする彼の感覚には違和感を覚えた。よくも悪くも田舎の感覚。まず危険人物と警戒され、無視されるのが普通、というのが私の感覚。誘拐、スリ、等が頭に浮かぶ。

・山を歩きながら進路をふさぐ蜘蛛の巣を10個以上棒で破壊して気付いたが、蜘蛛の種類によって巣の強度が違うようだ。「ぷちっ」「ふぁさっ」と簡単に切れるのが大半なんだけど、一度、「ぶちっ」と切れてからも引っ張られているんじゃないかというくらいなかなか棒から取れない巣があって驚いた。でかくて強そうな蜘蛛だった。

・いつもの銀鮭の粕漬けを食べて、新宿に出かけた。この日整体に行くのを励みにここ2週間くらい仕事をしてきた。この週末くらいから秋の格好が出来るのではないかと楽しみにしていたが、まだ暑かった。夏の格好を、真夏よりは快適にできるという段階。

・昨日の午後3時過ぎにアマゾンで注文した水が、今日の午後1時前に届いた。プライム会員でもないのに。

・MC漢&DJ琥珀の『MURDARATION』を気に入っている。いいと思う一因はすべてのトラックを一人が作っている点だろうな。トーンに統一感が出る。MadlibとTalib Kweliの"Liberation"みたいに。というか"Liberation"、今アマゾンで見たら新品で650円かよ。安っ。





・やっぱ週に一度は東京に出て街をうろつくべきだわ。田舎にはない光景、空気。刺激。普段考えないようなことが頭をめぐる。さけるチーズを全力で食いながら混雑した電車に乗ってくるおっさんを見た。色んな人がいる。

・池袋「揚2号店」で夕飯を食べた。青島ビール、麻婆豆腐、水餃子。最初「グレート・インディア」に行こうかと思ったがそれだとたぶん3週連続になるので止めた。私が入店して少ししたら満員になった。それでいい。飯はうまいから食うのであって、政治的な理由で食うわけではない。ぴったり2000円だった。

・帰りの電車で副島隆彦氏の『陰謀論とは何か』を読み始めた。久々に味わう副島節にwktk。「はじめに」の冒頭3ページで既にパンチライン連発。「「と学会」・・・というよく分からないおふざけ集団」(p. 4)「・・・山本弘なる、何を職業にしているのかよく分からない不思議な人物」(p. 5)



・最近、朝7時までに起床、軽く朝食→8時半から11時半までハイキング→昼食(銀鮭の粕漬け)→東京に出かけて買い物、夕飯→夜に帰宅という土曜日フルコースのパターンが出来上がっている。満足度高いが家に帰るとぐったり。

2012年9月30日(日)

・副島隆彦氏の『陰謀論とは何か』読了。と学会へのディス、conspiracy theoryの歴史や重要人物の概観、多数の参考文献等、読みどころ満載。罵倒と自己賞賛、ユーモアを織り交ぜた副島節は2012年現在も健在。

・物凄く眠くて居眠りしまくりでほとんどまともに活動できなかった。

2012年10月1日(月)

・昨日一日中眠かったという話を二人にしたら二人とも「私もそうだった」と言っていた。最初は単なる個人的疲れかと思っていたが、台風による低気圧が関係していたのだろうか。

・あるコンサルタントから学んだこと。現状認識を吐き出すのと、どうしたいかを述べるのとでは、頭の使い方がまったく異なる。あれこれと現状の不満を話す人に、「では、どうしたいのか」と聞くと口ごもることが多い。どうしたいかは常に考えていないと思い付かない。今がどうなっているかは考えなくても言える。だから、「どうしたいんですか?」という質問はコンサルタントにとって必殺技らしい。

2012年10月2日(火)

・2-3年毎に転職して、しかも高給でいいポジションをもらい続けている奴らの存在が自分の中では謎。いわゆる「外資」を転々としている。最初から短期の契約を結んでいるんだろうか。