2013年2月3日日曜日

神聖なるペンタグラム

昨日、友人二人を℃-uteのコンサート「神聖なるペンタグラム」の追加公演に連れて行った。

池袋のハンズでサイリウムを調達してから、昼飯。「アクデニズ」に連れて行こうと思ったが閉まっていたので、「逸品火鍋」に入った。

ここの昼食は、回鍋肉定食680円と、麻辣火鍋980円が抜群にうまい。月一回は食いに来る。今日は、たまには違うのを食おうと思って麻婆豆腐を頼んだ。

悪くなかった。実際、ここの麻婆豆腐は中華料理屋の中でもおいしい部類だと思う。でも、これだったら自分で近いものが作れる。というか、自分で作った麻婆豆腐の方がおいしいかもしれない。調味料さえ揃えれば、おいしい麻婆豆腐を作るのは意外と簡単なんだ。豆板醤、甜麺醤、豆豉、紹興酒、ラー油。

このレシピ通りに作れば、その辺の店の味を超えるのは比較的容易だ。
http://allabout.co.jp/gm/gc/60090/

今まで行った中では、池袋「揚2号店」(TVドラマ『孤独のグルメ』でゴローが訪れた店)、新宿「川香苑」、立川「東園」の麻婆豆腐は、わざわざ食べに行くに値する。自分で同じのを作るのは難しそうだ。

渋谷公会堂。2時開場、3時開演。

チケットはSOLD OUTのはずなのに当日券を販売していたようだ。よく分からなかった。一定枚数は当日券用に確保されていたのだろうか。

多くの人が言うことだが、あの激しさ、あの運動量で、一日に二公演やるというのが信じがたい。あれだけ動いても歌はちゃんとしている。こちらは一公演を鑑賞するだけで声が枯れそうになる。

前の晩にネットで少し予習した以外に℃-uteを見たことがなかった友人たちは、彼女たちが『世界一HAPPYな女の子』でヒールを履いて、片足を持ち上げて踊りながら歌っているのに驚嘆していた。あと、全体的につんく節を感じたと言っていた。特に『まっさらブルージーンズ』の曲の運び方がそうだったと。

いつもながら、岡井千聖の発言には一々愛嬌があってすごく印象に残る。

「昨日の夜は早く寝ることが出来たのに、深夜に酔っ払って帰宅した父親に起こされた。でも元気です」(前回11月24日に同じ会場でやったときは興奮のあまり朝5時頃まで眠れなかった)

「あまり汗をかかないんですけど、今日は『会いたい 会いたい 会いたいな』(一曲目)くらいからじわじわ汗をかいてきて、ダイエットになるぞと思ってやっていた」

「皆さん、汗をかいたと思うので、風邪をひかないためにもTシャツをもう一枚買って帰ってください。緑のTシャツ、余っていますから」

酒を一滴も入れていないのに、終盤は頭が少しトリップして、ジンライムを飲んだように気持ちよくなった。

以前に比べて、コンサートで乗れるようになってきた。音楽に合わせて身体が動くし声が出る。恥ずかしさがなくなってきた。フリコピ厨たちの気持ちが少し理解できた。あれは乗っていることの彼らなりの表現方法なのだろう。

一階の、16列目だった。まあ悪くはない席くらいに思っていたけど、アンコールのときすぐ近くに鈴木愛理と岡井千聖が来て、1-2メートルの距離で歌っているのを見ることが出来て、最高の席だった。友人たちは間近で鈴木愛理を見て「何だあれは・・・」「なんちゅう美人だ・・・」ともはや引いていた。

ハロプロはファンの民度の高さが素晴らしい。メンバーが客席に登場する演出は、一人でも危ない客が何かやったらそれで終わりなのに、ハロコンを含めてそういう話を聞かないからだ。

私がこのツアーを観に来るのは11月に続き二回目だった。最近つくづく思うのだが、コンサートも映画も本も、一回目と二回目以降では、見えるものが全然違う。

園子温監督の『冷たい熱帯魚』は二週間くらい前に初めて観てから、毎日家で流している。

去年、モーニング娘。のツアー「カラフル・キャラクター」は三公演観た。

樋口毅宏氏の『さらば雑司ヶ谷』『雑司ヶ谷R.I.P.』『テロルのすべて』は二回ずつ読んだ。

お気に入りの作品があれば、機会と時間が許す限り、何回か味わってみるべきだ。なぜ自分がそれを好きなのか、どう素晴らしいのかは、一回だけじゃ分からない。

渋谷から池袋に戻って「聚福楼」で四川焼肉を食べた。羊の背中の丸焼き。抜群においしいし、視覚的にも楽しめる。この焼肉は、誰を連れて来ても喜ぶと思う。

生ビールが半額だった。一杯目だけとか何時までとかの縛りがないという太っ腹。久し振りに中ジョッキを4-5杯飲んで、酔った。気持ちがよかった。



何日か前、AKBの一員が、頭を坊主にした。

AKBの事務所や秋元氏をディスるまではまだ分かる。大いにやればいい。でも、今回の一件にかこつけて、ここぞとばかりに「これだからアイドル業界は」とか「これだからアイドルヲタクは」とか断罪し始める奴らは少々目に余る。たとえば中国人が犯罪を起こしたとして「これだから中国人は」と騒ぐ人種差別主義者たちと大きく変わらないのではないだろうか。つまり、自分がかねてから抱いている嫌悪感を、騒ぎに便乗して言いたいだけなのだ。

坊主事件を見てアイドル業界にまつわるあれこれをお気軽に批評している人たちの大半は、おそらくAKBのことも、アイドルのことも、アイドルのファンのことも、知っているつもりで、何も知らない。知らないからこそ、脊髄反射的に感情を発露できるのだ。

去年、下記のまとめ記事を引用しながらAKBをディスる人をTwitterでたくさん見た。

Mステに出演したOASISのノエル・ギャラガーさん 「日本の歌番組はクソだし狂っている。AKB48とかいう粗製濫造アイドルにはビックリした」
http://jin115.com/archives/51873862.html

原文を少し調べれば分かるのだがこの見出しは多分に「超訳」気味の煽りだった。

多くの人たちが、外国の有名人の発言(を曲解した扇動的な記事題名)に便乗したヘイト・コメントを投稿して喜んでいた。

ろくに知りもしないし、知ろうともしない。にも関らず、一つの事例を少し見ただけで反射的に全体に関する偏見をぶちまける。分別に欠けるし、知性の欠片もない。

911のテロ事件に関する報道から得た断片的な知識を元にイスラム教徒全体を嫌悪する一部のアメリカ人と、大して変わらないと思うんだけど。

何でもかんでも即席のご意見や好き嫌いを表明すればいいってもんじゃない。それが許されるのは子供だけだ。自分が立場を明らかにする対象は、選んだ方がいい。

鬱憤や不満を解消するのであれば、嫌いなものを腐すのではなく、好きなものを応援した方がいい。

よく知らないことについては、まずその情報を受け止めて、態度は保留した方がいい。



昨日の公演を終えた℃-uteのブログ記事

-中-
http://gree.jp/c_ute/blog/entry/661867673

最高すぎた!mai
http://gree.jp/c_ute/blog/entry/661868367

Aiiii千聖
http://gree.jp/c_ute/blog/entry/661872428

千秋楽!(あいり)
http://gree.jp/c_ute/blog/entry/661874930

幸せっ(* ´д`*)
http://gree.jp/c_ute/blog/entry/661891863