2010年6月27日日曜日

2010年2月5~15日インド旅行記 (11)

そのまま部屋でまったりゆっくりと時間を過ごす。

にしても、ホテル・アルカの部屋の清潔さと絶妙な空調は、本当に居心地がいい。この旅で初めて、まともに心を落ち着かせる場にたどり着いた気がする。

何よりありがたいのが、シャワー。それなりの勢いをもった、ちゃんと温かいお湯が、継続的に出てくる! しかもバスタブがある。白いピカピカな。声をあげて感激。備え付けの液体石鹸とシャンプーで旅の疲れと汚れを洗い落とす。

そのまままったりゆっくりベッドに横になり、旅行記をノートに付けたり、色んな感慨に浸ったりしつつ時間を過ごし、インド滞在の実質的な最終日となる明日に備えて、就寝。

(9/11日目、終了)

十日目

今日の夕方の飛行機で、インドを発つ。そして明日の早朝に成田に戻る予定だ。つまり、今日はインドで過ごす最後の日だ。

そんな最終日の予定。それは、二日目に家に招いてもらい、晩ご飯をごちそうしてくれたインド人の家族と、再会を果たすことだ。

俺は、信じている。約束したように、彼らは、コンノート・プレイスのマクドナルド前で俺のことを待ってくれているはずだ。

昨日は俺の勝手な都合で待ち合わせ場所に行くことはできなかったが、約束したように、今日も待ってくれているはずだ。

ホテルをチェック・アウト。午後4時半にタクシーを手配してもらう。カバンはホテルで預かってもらい、タクシーの時刻になったらまたここに戻ってきて、そこから空港に送ってもらうということで話をつける。

2010年6月20日日曜日

2010年2月5~15日インド旅行記 (10)

地図で大体の位置を確認し、いざ紅茶屋Premierへ。

1分くらい歩くと、地元民が声をかけてくる。

地元民「こんにちは」
俺「こんにちは」
地元民「ここはPブロックだ(コンノート・プレイスは区域ごとにアルファベットが付けられている)」
俺「うん」
地元民「どうした、どこに行きたいんだ」

まともそうな人なので、「歩き方」の地図を見せて「ここに行きたいんだ」と伝える。

俺「紅茶屋のPremierに行きたいんだ」
地元民「おー、Premierか。あそこはいいぞ」
俺「知ってるんだ?」
地元民「俺もたまに買いに行く店だ。案内するから付いてこい」
俺「いいのか?」
地元民「ちょうど俺も通り道だからさ。俺、さっきマクドナルドで昼ご飯食べてて、これから家に戻るところなんだ」

道すがら、地元の人に3000ドル出せと脅された話をしてみると、彼は信じられないとばかりに顔をしかめて横に振る。

地元民「いくら裕福な国の人でも、何千ドルも稼ぐにはハード・ワークが必要なんだ。そんな金をポンと出すわけがない。彼ら(詐欺師たち)は教育を受けてないからそれを理解する頭がないんだ。豊かな国の人に金を出せと言えば簡単にお金をくれると思ってるんだ」
俺「そうだそうだ!」

いかれ気味の国で稀に聞く正論に興奮していると、店に到着。案内してくれた地元民に感謝を伝え、握手を交わし別れる。チップはもちろん要求してこない。