2010年10月24日日曜日

道重さゆみはHIP HOPである。

モーニング娘。の道重さゆみさんは、一般的には「ぶりっ子」、「ナルシスト」、「毒舌」といった言葉で認知されている。

それら自体は間違いではないが、そこで止まっているようでは分析が甘すぎる。

かねてから思っていたが、道重さゆみさんはHIP HOPである。

いや、違う。歌唱力が低いから歌がラップのように聞こえると言っているわけではない(その点は2010/10/23のヤンタンでもネタになっていた)。それに最近では、彼女の歌唱はだんだん歌に近づいてきているではないか。

そういう意味じゃなく、私が言いたいのは、道重さゆみさんの芸風や姿勢が、HIP HOPを体現しているということだ。

2010年10月10日日曜日

日本におけるインド料理の「リアル」とは何か?

インド料理が大好きなあまり、インドに行ってしまった。私がインド料理をどれくらい好きかが、それで分かってもらえると思う。

しかし、インド料理が好きだというからには、インド料理が何なのかを知っている必要がある。「日本で私たちが好き(もしくは嫌い)だと言っているインド料理は、本物のインド料理なのか?」。これは対象を問わず、本場以外でそれを楽しむ人間が一度は向き合わざるを得ない種の問いだ。日本の真摯なラッパーたちが「HIP HOPとは何か」を神経質なまでに問い続けてきたように。

私の限られた経験から、日本にいる私たちが日本でインド料理を楽しむ上でインド料理の「リアル」をどう捉えればよいのか、今の考えを書いてみたいと思う。なお、「本物なんて存在しないのさ。あなたがインド料理と思ったものがインド料理なのさ、フッ」なんていう相対主義は、趣味ではないので捨てる。

もちろん、その土地に合ったカスタム化は、避けられないしある程度必要だと思う。でも、それはあくまで「リアル」という軸を意識した上でないといけない。