2012年10月24日水曜日

2012年10月17日~23日 日記

2012年10月17日(水)

・人間、慣れ親しんだ状態から脱するのは、楽ではない。たとえ大変だとしても、不満だとしても。考えるのでさえ労力を使う。だからみんな、文句を言いながら会社に留まる。

2012年10月18日(木)

・昨晩8時半頃に寝て、今朝6時過ぎまで寝ていたのに、まだ寝足りない。すっきりしない。ここ何日か、日中ややぼーっとする。仕事中に眠くなることはないけど、何か妙な感じ。季節の変わり目だからか。

2012年10月19日(金)

・社食でラーメンの列に並んでいると、厨房では麺をほとんど水切りしないで丼に入れていた。少しげんなりした。この食堂は、カレーうどんを頼んだら器からこぼれそうなくらいつゆを入れてくる。

・人は、何かの問題があるとき、自分がその原因かもしれないという考えにはなかなか思い至らない。これが問題だと声高に叫ぶ人自身が、その問題を作り出していることがある。

・他人を批判することで、自分の正しさを証明することはできない。Aを否定することで、非Aを肯定することはできない。

・現状への不満を言うばかりで脱却のための行動を一切起こさない人は、愚痴っている状態が無自覚に心地よいのだろうと思う。そこまでの人だったということだ。

・「…さんは新たなチャレンジを求めて退職されます。」ある派遣社員の退職が、その上司から事業部全体への一斉送信メールで知らされた。その派遣社員自身が、自分がいなくなることをそのメールで初めて知ったらしい。

2012年10月20日(土)

・7時頃に目が覚めた。朝一で山に行く気分ではなかった。午前中は洗濯や掃除をして、昼に「ベリカフェ」でいつもの銀鮭の粕漬けを食べてから、坂本真綾の『モアザンワーズ』と奥山真司氏の『1時間でわかる!ミアシャイマーの理論』を聴きながら山に向かった。いつものコースを歩いた。駅前の豆腐屋で豆腐を買った。スーパーで挽肉と長ねぎを買った。家の玄関に荷物を置くや否や近くの温泉に行った。本三冊とCD一枚の再配達を受け取った。夕飯に麻婆豆腐を作った。料理を作るのは好きだが、たった一皿の料理を作るのにあれだけの洗い物をしなければならないのには閉口する。



・山を歩いていると、季節の変化を感じることが出来る。夏にあれだけうるさかったセミの鳴き声はぱったりと止み、秋っぽい虫の鳴き声に変わった。蚊やコバエはまとわりついてこない。夏が終わりかけるとともに大量発生した蜘蛛は、数週間でほとんど見なくなった。まだごく一部だが、木々の葉っぱが赤みを帯びてきた。暑くもなく、寒くもない。この時期は本当に気持ちがいい。でも、知らず知らずのうちに会社のことを考えてしまう。

2012年10月21日(日)

・園子温氏の『非道に生きる』読了。園氏の生い立ちや作品の裏話、映画に対する思い、表現者としての姿勢。園監督の作品を一つでも観たことがある人なら楽しんで読めるだろう。小学生時代のエピソードがはちゃめちゃで面白かった。



・昼飯。池袋「逸品火鍋」で初めて「黒酢豚」の定食を食べてみた。悪くはないが、回鍋肉と火鍋の完成度には敵わない。

・新宿で映画『希望の国』を鑑賞した。震災が起きてからしばらく自分の中にあって、忘れかけていた感情を、ほじくり返されて、目の前に晒された気分だった。

・新宿ピカデリー近くの書店でオルテガの『大衆の反逆』を買った。大学時代に読んで、とても印象深かった。あまり内容は覚えていないが、とにかく文章から伝わってくるオルテガの頭のよさにしびれたのを覚えている。ふと再読したくなった。あと何冊か新書で気になるのがあったけど、読みかけと積ん読中の本がたくさんあるので買うのは止めておいた。本屋さんをぶらぶらして紙の本を物色する楽しみは、アマゾンとKindleで満たすことはできない。



2012年10月22日(月)

・土日は平日と別の人生かと思うくらいリフレッシュしまくるので、月曜の朝、今日は会社に行かないといけないという現実をすぐに思い出せない。いっそのこと、寝たまま平日が終わらないだろうかと一瞬思ってしまった。

・夕飯は、半額の肉と半額のマッシュルームを使ったチャーハンで簡単に済ませた。味覇(ウェイパー)万歳。

2012年10月23日(火)

・思ったことややったことを書き残さないと後からその日に何があったか何も思い出せないくらい平日が無内容。